ショパンコンクールをオンラインで聴いて以来、少しづつクラシック音楽熱が復活して来ている。
山田和樹、鈴木優人、原田慶太楼という3人の若き指揮者たちが語り合う The Three Conductors を YouTube で観たり、そのゲストで来た藤岡幸夫さんのテレビ番組「エンターザミュージック」を観たり。そこで紹介される若いプレイヤーたちを含めて、最近のクラシック音楽界のことを改めて学んでいる。さしずめクラシック音楽再入門といったところだろうか。
The Three Conductors の藤岡幸夫さんの回はとてもオススメ。オンライン飲み会で、上司が若手に熱を込めて語りまくっている雰囲気。吉松隆さんや菅野祐悟さん推し。そう言えば EL&P の名曲「タルカス」のオーケストラ版を書いたのは吉松隆さんで、その指揮をしたのが藤岡さんだった。
鈴木さんが何気に取り出したスコアを見て「シベリウスやるの?」と食いついたり、チェコフィル相手に演じた大失敗を披露したり、日本のキャバクラ文化の魔物性を語ったり。
改めてシベリウスの交響曲を聴きたくなり、CD を買ってしまった。ベルグルンドがヘルシンキ響を振った全集を輸入版(交響曲だけでなく「フィンランディア」のような交響詩も入っていて、1,000円しない。高コストパフォーマンスでオススメ!)で持っているのだが、今回購入したのは、ヨーロッパ室内管弦楽団による最近の録音である。こちらはライナーノーツが詳しく、ベルグルンド自身による解説も引用されていて興味深い。CD のライナーノーツ解説は、音楽配信ではなかなか得られない楽しみかもしれない。
「エンターザミュージック」というBSテレ東の番組でも、藤岡幸夫さんの明るくポジティブなキャラクターは発揮されて、クラシック音楽の楽しさを伝えてくれる。
1月15日に放送された「題名のない音楽会」は実に楽しかった。ピアノの藤田真央さん、チェロの佐藤晴真さん、ヴァイオリンの服部百音さんによる豪華共演によるピアノトリオの演奏が素晴らしかった。