Muranaga's View

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モバイル PASMO にすると番号も変更されるのだった

今年の8月、iPhone 11 を購入した時に、PASMO カードを Apple Wallet に登録した。その際、いったん「モバイル PASMO」にしてしまうと、元の PASMO カードは使えなくなって、しかも元通りに戻せないという「罠」があった。そして、その「罠」には続きがあった。

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JR 東日本の「えきねっと」で新幹線の予約をしていたのだが、乗車2日前になって以下のような警告メールが届いたのである。

★★★【重要なお知らせ】★★★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以下の理由により、現在ご登録いただいているICカードでは新幹線eチケットサービスでのご乗車ができません。 ご乗車までに必ず使用可能なICカードへ変更をお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

≪利用するICカード情報のご登録はこちら▼≫ https://www.eki-net.com/Personal/reserve/wb/ApplicationHistoryDetails/TransitionMail? .........

ICカードは新幹線eチケットサービスのご利用時に必要です。

■使用できないICカード ICカード:PBwww xxxx yyyy zzzz (理由)

現在ご登録されているICカードはご利用できません。

www.eki-net.com

「えー? 7月にはこの PASMO で新幹線に乗れたじゃないか!」 思わず声に出てしまう。

だがよくよく思い出してみると、「モバイル PASMO」にした時に、物理カードの PASMO は無効になっていたのだった。ということは、その番号自体は古くて使えなくなっていて、「モバイル PASMO」の番号は、物理カードとは違うものに変更されている可能性がある。そこで PASMO アプリで確認してみると、確かに新たな番号に変更されていた。

apps.apple.com

要するに、Apple Wallet で「モバイル PASMO」に変更した際に、その操作が簡単なものだから物理カードがそのまま iPhone の中に移行したかのように思いがちだが、物理カードは無効化され、新たな「モバイル PASMO」として新しい番号で登録されるのである。物理カードで改札を通れなかった時点で気づくべきだったが、「モバイル PASMO」にすると、全く新しい番号に変更されるということに思い至らなかった。

しかもこの事実に、さも自分で思い至ったかのように書いているが、実は「えきねっと」のサポートセンターに電話をかけて、「よくあるケースの一つ」として教えてもらって、ようやく正しい認識にたどり着いた次第。情けない…。

余談だが、サポートセンターのお姉さんが、物理カードの PASMO のことを「板」と称していたのは、新鮮な響きだった。

えきねっと」が、予約チケットに紐づいている ICカードについて、ちゃんと有効かチェックしてくれるのはさすがである。警告を機に、古い「板」の番号を、すべて「モバイル PASMO」の新しい番号に変更した。これで事なきを得たはず、である。さて近日 iPhone をタッチして、新幹線の改札口を無事に通り抜けられるのか?ちょっとドキドキしている。

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