Muranaga's View

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コロナ罹患以来1ヶ月ぶりの展覧会は「モーリス・ユトリロ」展

コロナ COVID-19 罹患以来、1ヶ月ぶりに展覧会に出かける。横浜・高島屋で開催の「モーリス・ユトリロ」展ユトリロ生誕 140年記念の展覧会である。

展覧会の概要について Web サイト・チラシから引用する:

パリを描く画家として日本で最も人気のある画家の一人、モーリス・ユトリロ(1883-1955)。 このたびユトリロ生誕140年を記念して、「白の時代」に描かれたユトリロの代表作を中心とした展覧会を開催いたします。彼は奔放な母親に育てられ、孤独な少年時代を過ごしました。子供の時から飲酒をはじめ、10代でアルコール依存症になってしまいます。その治療のために絵を描き始めたのですが、すぐにその才能を発揮。最初はやや暗い色調で風景画を描いており、その時代は「モンマニーの時代」と呼ばれ、本展にも数点出展されています。そして、1908年頃から「白の時代」が始まります。

「白の時代」には白が印象的な建物や壁が多く描かれ ており、絵の具に石膏や砂などを混ぜてリアルな質感を出しています。飲酒はずっと続けていましたが、絵の技術は上達し、最も制作意欲が充実していた時期だったと言われています。また印象的な特徴として、この時期の作品に描かれる建物は、窓が閉じている点があります。彼の精神の閉塞感が表れているのでしょう。後年ユトリロは画家としての評価が確立され、国家勲章を受章するまでになりましたが、「白の時代」を自ら真似たような作品もたくさん描いています。彼の絵が評価を受け始めてからは、建物の窓は開いており、彼の精神状態の変化が見て取れます。

本展では後年の版画作品など含め、国内で所蔵されているコレクション約70点を展示。1908年から1914年までに描かれた「白の時代」の作品を30点以上もご覧いただける、まさに生誕140年記念にふさわしい特別な展示をお楽しみください。

私生児として生まれ、アルコール依存症と戦いながら、孤独で壮絶な人生を送ったユトリロ。「白の時代」の後には「色彩の時代」があるが、やはり「白の時代」の少し陰のある色使いが、個人的には好きである。パリの建物の壁を表現するために、石膏だけでなく、漆喰や貝殻を混ぜて、白色を作ったという。そこに緑を使って輪郭線を描き、青灰色の空。心が落ち着くトーンである。

今回の展覧会は、八木ファインアート・コレクション、および西山美術館所蔵の絵が中心に構成されている。

展覧会の後は、「中村孝明 YOKOHAMA」でランチ。実は 1ヶ月前、家族での会食を予定していたお店である。発熱した僕だけドタキャンをして行けなかったので、そのリベンジを果たした。

帰りに地下の食品売り場にある「銘菓百選」コーナーに、愛媛の母恵夢(ポエム)が出店しているのを発見。初出店らしい。小学生の時に、松山に住んでいたことがあり、とても懐かしいお菓子である。季節限定のミカンや秋栗の餡の入った詰め合わせを買うことができて嬉しい。