英語のリーディングに関しては、大学受験時代に『英文解釈教室』を勉強したのが原点となっている。一方ライティングに関しては、一冊の本をしっかり勉強したことがないことに気づいた。英作文でそれに相当する本はないものか。
まずは『ドラゴン桜』の教師のモデルで、「英作文の鬼」と称される竹岡広信氏の著作を読んでみた。『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』は、たった100文で英作文・英文法の基本構文が身につくというものであり、CD を何度もシャドウイングしながら聴いている。
『竹岡式やり直し英語』は文字通り英文法をやり直す本。時制、仮定法、比較級など、昔はただ暗記していただけの文法の背後に、きちんと論理的な説明があることがわかり、ある意味「目から鱗」であった。
この2冊の本の内容を、英作文という視点からまとめあげたのが『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』である。英作文の問題を解きながら、原則的な構文と頻出表現を身につけていく構成になっており、同じ問題に対して複数の構文・語法の解答を用意してくれている。問題の中には、『ドラゴン・イングリッシュ』の例文と重複しているものもある。シャドウイングで基本構文が頭の中に残っていることを期待して、最初の章の問題を実際にやってみた。結果は… ボロボロ。大学受験用の参考書であるから、英文雑誌や学術論文に出てくる格調高い表現とは違って、もっと易しい言い回しであるにもかかわらず、きちんと書けない。がっくりである。
シャドウイングの訓練が徹底されていないからか?それとも歩きながらのシャドウイングだけでは、運用語彙や語法を定着させるのには不十分なのか?ライティングの訓練に、きちんと机に向かう時間をとる必要があるのかもしれない。
「中年親父のやり直し英語修業」みたいなエントリになってしまった。英語でのアウトプット力を鍛えるための試行錯誤が続きそうである。まぁ、ゴルフと同じようなものだ。気長にやっていこうと思う。
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