Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

繊細な色使いが美しく、心を奪われた「手塚雄二展」(横浜 髙島屋)

ふと目にとまった新聞広告。その絵に惹きつけられ、横浜髙島屋で開催されている「手塚雄二展」に出かけた。おそらく院展などで何度か拝見しているのだが、手塚雄二という名前をちゃんと覚えていなかった。明治神宮に奉納される前の屏風絵を限定公開する記念の展覧会であり、その作品をまとめて50点ほど観る機会を得た。

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副題に「光を聴き、風を視る」とあるように、光や空気感が感じられる美しい日本画である。幻想的であったり、内面のイメージを自然に投影したりするような作品たちに、いっぺんに心を奪われてしまった。何と言っても、繊細な色使いが美しい。初期の作品から最近の作品まで堪能できる図録『手塚雄二作品集』(青幻社)からいくつか紹介したい。この図録は市販されている。

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手塚雄二作品集

手塚雄二作品集 光を聴き、風を視る

手塚雄二作品集 光を聴き、風を視る

下山観山の絵と交代する形で、明治神宮に奉納される屏風絵は「明治神宮内陣御屏風(日月四季花鳥)」、太陽と月を対比させつつ、四季の変化を描いたものである。

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明治神宮内陣御屏風(日月四季花鳥)(2018)

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蒼青(2011)

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おぼろつくよ(2012)

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月読(1999)

ランチはプチ贅沢、「中村孝明 YOKOHAMA」にて。

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中村孝明YOKOHAMA

食べログ 中村孝明YOKOHAMA

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