新型レヴォーグは、8月20日の先行予約開始と同時に申し込んだ人が、ちょうど納車の時期を迎えているようだ。そしてディーラーにもようやく試乗車が揃い始めた。僕が試乗したのは、真紅の STI Sport EX である。
運転席に座って、まず目を引くのは、iPad のような 11.6インチの大きな縦型ディスプレイと、12.3インチのフル液晶メーターである。大きな地図は見やすいし、タッチ操作により、車の情報を得たり、さまざまな設定ができたりする。液晶メーターも、スピードメーターや地図表示をワンタッチで切り替えることができる。
STI Sport の最大の特徴は、電子制御ダンパーが備えられ、そのドライビング・モードを 5種類(Comfort / Normal / Sport / Sport+ / Individual)、選択することができることにある。車が「キャラ変」すると言われている機能である。
まずは Comfort で出発。今乗っているレヴォーグと、まったく違う乗り味であることがすぐにわかった。アクセルに対する反応が全然違うし、ステアリングの切れは滑らかだ。そして道路の凹凸をいなす、しなやかなサスペンション。高級車のような乗り心地、と言われているのも、わかるような気がする。
そして Sport モードにした時はサスペンションが硬くなる。アクセルに対するダイレクトな加速。ステアリングの反応もダイレクトである。今のレヴォーグよりエンジンの出力も上がっており、CVT の反応もいい。
この「キャラ変」は面白い。同乗者がいる時は Comfort あるいは Normal、一人でドライブする時は Sport あるいは Sport+。そんな楽しみ方ができそうである。
18インチのタイヤだが、全般にロードノイズが抑えられているし、車内の静粛性が増している。新型レヴォーグの乗り心地は、今のものよりかなり改善されていると思う。
ウィンカー・レバーは2段階になっている。ちょんと押すと 3秒だけ点滅し、押し込むとステアリングが戻るまで点滅する。外国車と同じような仕様になっており、操作には慣れが必要かもしれない。「アイサイトX」動作時には、ウィンカー・レバーを押し込むことで、車が周囲の安全を確認して、自動的に車線変更をしてくれるらしい。
新型レヴォーグ、外観のデザインはキープ・コンセプトだったが、車の中身はまったくの別物。その一端を感じることのできる試乗であった。
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試乗すると「ぶつからないミニカー」を貰える。なかなか再現性の高いミニカーである。新型と旧型を並べてみた。
追記:2020.12.7
新型レヴォーグが「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したとのこと。河口まなぶ氏が、「世界最高峰の運転支援システムが評価された」と解説している。
追記:2020.12.11
タブレットのようなセンターインフォメーション・ディスプレイの操作で何ができるか。詳しい解説の動画がある。いやー、これだけたくさん設定項目があるのか。エアコンのボタンを「外気/内気切り替え」に設定できるようだ。
【新型レヴォーグ】「センターインフォメーションディスプレイ」を細かくチェック!
専門家によるレヴォーグ STI Sport の公道試乗記をいくつか:
スバル 新型レヴォーグ 公道初試乗! STI Sport EX を LOVECARS!TV! 河口まなぶ が軽井沢で試す!
2020年最大の衝撃! 新型スバル レヴォーグ STI Sport EX 試乗レビュー by 島下泰久
スバル『新型レヴォーグ』初の公道試乗❤️SUBARU LEVORG/ レヴォーグの五島主査が嫉妬する運転レベルのアイサイトX解説⭐️ ㊗️日本カーオブザイヤー受賞 #吉田由美ちゃんねる #