Muranaga's View

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すべてが国宝!美しい仏像に間近で会える 建立900年 特別展「中尊寺金色堂」(東京国立博物館)

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」を見た後、早めの昼食を取り、建立900年 特別展「中尊寺金色堂」に向かう。11:30 過ぎ。2時間前より若干行列は短くなっており、10数分並んで展覧会場に入ることができた。当然、中はかなりの混雑である。

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奥州藤原氏、清衡が 900年前に建立した中尊寺金色堂は、極楽浄土を表わしている。金堂内には3つの須弥壇が設けられており、中央壇内部の棺に眠っているとされるのは、藤原清衡。この中央壇に安置される国宝の仏像 11体すべてを展示している。

京の一流仏師によるものと思われる像は、どれも端正で美しい。それを間近に見られる機会は、もうないかもしれない。

金色堂の装飾する華鬘(けまん)、金銀の泥字で一行おきに記された中尊寺教。これらもすべて国宝となっている。

8K の 3次元CG による金堂およびその内部の映像は、幅 7m の大型スクリーンにより原寸大で表示される。貴重な文化財の記録により、まるでそこに行ったかのような体験ができる。

縮尺 1/5 の金色堂模型のみが、写真撮影可能となっていた。昭和の大修理の際に得られたデータに基づいて製作されている。

本阿弥光悦よりも、こちらの展覧会が人気があるのもむべなるかな。