Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

電子ブックは Kindle を待つまでもない、iPod touch で十分行ける

昨日「電子ブック Kindle が欲しい」と書いたばかりなのだが、なーんだ、Kindle を待つまでもない、iPod touchiPhone で十分行けることに気づいた。iPod touch が家族専用になっており、自分が普段使っていないので、恥ずかしながら電子書籍の進歩に全然ついていっていなかった。

  1. 書籍
    • 英語:
      • Stanza、eReader などのソフトウェアでさまざまな本が読める。
      • 聖書、シェークスピアのような古典は無料。
    • 日本語:
      • インターネット図書館「青空文庫」の作品を読むソフトウェア「i文庫」「豊平文庫」の出来が秀逸。たった450円で、近代文学の多くの作品を iPod 上で読むことができる。

    i文庫 吾輩は猫である 吾輩は猫である

  2. 新聞・雑誌
    • 英語:
      • New York Times は専用のビューアがあり、(おそらく)全文を楽しむことができる。
      • Stanza で Wall Street Journal、USA Today、Time、The Economist、The New Yorker、Wired など主なメディアの見出しを読むことができる。
    • 日本語:
      • 産経新聞が紙の新聞そのままのレイアウトで読める。ただしこれが使い易いかどうかは別問題。

    NYTimes NYTimes Ishikawa Ryo 産経新聞

日本の新聞業界では、こういうオンライン配信への取り組みを行っているのは、やはり(さまざまな意味で)独特なポジションにいる産経新聞だけである。

コミック・漫画は最近あまり読まないので、状況がよくわからない。またケータイの上でもコミックを中心に電子書籍が流行っていると聞くが、こちらも老眼には画面が小さ過ぎてついていけていない。

いずれにせよ iPod touch / iPhone の世界で、英語に限れば、多くの本・新聞・雑誌がオンライン配信される時代になりそうだ。こうなると、iTunes Store の AppStore の検索・閲覧が poor なのが気になる。電子書籍の類は、音楽同様きちんと体系だてて分類して表示してくれないと、どこに何があるのか、欲しいものが在庫としてあるのかどうかもわからないし、目的の書籍にたどり着くまでにとても時間がかかる。

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