まさに熱狂の夜！石田泰尚スペシャル第４夜は石田組による弦楽アンサンブル（ミューザ川崎）

石田泰尚スペシャル、7月の第３夜（カルテット）に続き、第４夜を聴く。今回は石田組による弦楽アンサンブル。パンフレットの宣伝文句に書かれた通り、まさに「熱狂の夜」となった。

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石田組は、石田泰尚さんの呼びかけにより結成された弦楽合奏団で、石田「組長」が信頼を置く首都圏のオーケストラメンバーを中心に、公演ごとに「組員」が召集される。今回は弦楽が 13人、そこに石田組の編曲担当でもある松岡あさひさんのチェンバロを加えて 14人という構成であった。

クラシックに始まり、映画音楽、ロック、ポップスと、親しみ深い曲が、グルーヴ感豊かに、つまりノリノリで演奏され、めちゃくちゃ楽しいコンサートである。今回の曲目は次の通り：

ヴィヴァルディ：ヴァイオリン協奏曲集「四季」
- 休憩
ヴィヴァルディ：４つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 op.3-1 RV549
シベリウス：アンダンテ・フェスティーヴォ
バルトーク（ウィルナー編曲）：ルーマニア民族舞曲
シルヴェストリ（松岡あさひ編曲）：バック・トゥ・ザ・フューチャー
モリコーネ（近藤和明編曲）：ニュー・シネマ・パラダイス
クイーン（松岡あさひ編曲）：輝ける７つの海
オアシス（松岡あさひ編曲）：ホワットエバー
レインボー（松岡あさひ編曲）：キル・ザ・キング

メリハリの効いた「四季」、美しいシベリウスなどクラシックの名曲を堪能した後に、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ニュー・シネマ・パラダイス」のお馴染みのメロディーが心地よい。そしてクイーン、オアシス、レインボーといった往年のロックの名曲に魅了される。

アンコールはサービス精神溢れ、何と４曲も演奏してくれた：

チャップリン（松岡あさひ編曲）：スマイル
クイーン（松岡あさひ編曲）：ボーン・トゥ・ラブ・ユー
水野良樹（いきものがかり）（松岡あさひ編曲）：ありがとう
ビゼー（松岡あさひ編曲）：ファランドール

【アンコール情報】

8/19　19:00開演　ミューザ川崎シンフォニーホール
石田泰尚スペシャル　第4夜　石田組

チャップリン:スマイル
クイーン:ボーン・トゥ・ラブ・ユー

続く↓ pic.twitter.com/LfZsj5WAt1
— 神奈川芸術協会 (@kanagawageikyo) 2022年8月19日

↓続き

水野良樹(いきものがかり):ありがとう
ビゼー:ファランドール

この超豪華キャストが、こんなに熱狂して…もう、どう形容していいかわかりません。
最高です‼️最高過ぎです石田組‼️😭😭😭😭😭 pic.twitter.com/i81N3kw9op
— 神奈川芸術協会 (@kanagawageikyo) 2022年8月19日

最初から最後まで、観客を巻き込んでのノリノリの演奏は、本当に楽しかった。

この「熱狂の夜」の様子は撮影・録音されていたが、どうやら CD にする計画があるらしい。興奮のライヴ公演は、ぜひ全曲フルバージョンの映像で再現されることを期待している。

昨日の熱狂の夜の石田組ですがとれたて新鮮な熱狂をそのままディスクに入れて皆様にお届けいたします💿️
発売日、収録曲は未定ですか石田組としては5～6年ぶりの新譜になりますね😍映像も何らかの形でお届け出きると思います🎥詳細は決定次第発表いたします。 pic.twitter.com/uNB6Mjt4wO
— teramasa (@musiciansparty) 2022年8月20日

そうそう、MC 担当のチェロの西谷さんによれば、石田さんは『音楽家である前に、人間であれ!』という本を書いた。出た直後は Amazon で 1位になったものの、その後すぐにオカリナの入門書に抜かれたそうで、組長は「オカリナに負けるなんて」とご立腹であったとのこと。その後、再び 1位になっているので、この話を聞いた 2,000人もの聴衆の方が Amazon で購入されたに違いない。