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ゴルフ入門の入門:スイング編 Part 10 「最後まできちんと体を回す」

先日のラウンドの結果をコーチに報告したところ「いよいよハーフ 50台に来ましたね。」

そして「飛距離が欲しい」と伝えると、今までやってきたバックスイングでの体とクラブの回転の動きに加えて、フィニッシュにおいて最後まできちんと体をターンさせる練習をすることになった。最終形については、以前にも説明を受けていたが、ここまできちんと回す練習はしていなかった。

  • フィニッシュの形(最終形):
    • 最終形は左の腿と右の膝上がくっついている。
    • 左足の向きはアドレス時と同じ向きが理想で、そこに全体重が載る。右足はつま先のみ。
    • 体の向きは正面よりさらに左を向く。
    • さらに肩はもっとまわり、正面に対して背中が見えるくらいまで回転させる。この時クラブは真後ろまで持って来ているので、クラブヘッドも右前を向く。(正直、かなりキツイ姿勢である。)
  • この形まで必ず振る練習:
    • 足の幅は狭めて、このフィニッシュまできちんと振る練習をする。このとき今までよりボールは左に飛んでいくことになるが、気にしなくていい。
    • ここまで振ることにより、ボールにクラブをぶつけて打つところでスイングが終わるのではなく、ボールを打った後も体全体を回転させるところが意識される。つまりインパクト前だけでなくインパクトの後にも意識がある形でスイングしていくことになる。
    • 体のバランスを保つのが大変だが、慣れるまで練習する。
    • スイングのイメージとしては、腰 → 肩 → 腕(伸びる)→ クラブの順に回っていく感じ。
  • 内腿に意識をして腰を回す:
    • 腰が回るようになってきたが、左足がめくれてしまう。僕の場合、横に足が動く動きが入ってしまっている。つまりバックスイング時に右に動き、フォロー時に左に動いている。
    • こういう「横の動き」ではなく、あくまで「腰の回転」でスイングする。バックスイング時は右足の内腿の筋肉、フォロースイング時には左足の内腿の筋肉を使うこと。
    • トップの姿勢できつく感じられるかもしれないが、その捩じれがパワーを生む。
    • 内腿を意識することは、足の内側に体重をかけることではない。足の裏全体にグッと乗っている。
  • リズム:
    • トッププロの映像を何度も見て、そのスイングのリズムを体感するように、とのこと。

コーチが言うには、まず幹となる体のターンを身につけること。枝葉である手の動きはその後。たとえばボールが右に行くから手首を返したりヘッドを返したりするというのは枝葉であり、体のターンの方が重要である。基本的にスイングにはヘッドを返す動きはなく、ボールはそのままだと右に出ていくようなイメージになるが、体のターンを限界まで行うことでボールは真っ直ぐ飛んでいく。

アプローチ・ショットでも体のターンを止めないで打つことによって、手首を使わない打ち方ができる。体のターンを使わないと、どうしても手首・腕の動きで球を上げようとしてしまい、ミスが多くなる。

最後にアドレス時の注意点を復習しておく:

  • グリップ:
    • 右手人差し指はかぎを作る形。
    • 右手人差し指と親指のつけねがくっついてそこに盛り上がりができるようにする。こうすることによって、右腕の外側ではなく内側の筋肉を使えるようになる。
  • 体重:
    • 平地ではバランスよく足全体に体重を乗せる癖をつける。この癖をつけておかないと実戦での斜面での体重のかけ方がわからなくなる。
    • つま先上がりではつま先体重に、つま先下がりではかかと体重になる。そういう状況でバランスよくスイングできるような練習をふだんから心がけたい。

だいぶ腰を回す動きが出てきたとのことで、「ゴルフらしく」なってきたらしい。飛距離も若干伸びている気がする。ただどうしてもフィニッシュでバランスを崩して、ばたつくような動きになってしまう。内腿の筋肉を意識した練習を重ねたい。

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