Muranaga's View

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巨匠たちの作品を時代順に辿る「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」(国立新美術館)

国立新美術館にて始まった「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」。3連休の中日、昼 12:30 のチケットが予約できた。東京ミッドタウンHARBS で早めのランチをとって、そのあと国立新美術館を訪れた。

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met.exhn.jp

メトロポリタン美術館に行ったのは 20年以上も前になるだろうか?情けないことに「フェルメールを見ることができた」くらいの記憶しか残っていない。

今回来日しているのはヨーロッパ絵画部門所蔵の 65点であり、うち 46点は日本初公開である。巨匠たちの作品が時代順に並べられている。15-16世紀のルネッサンスにおける宗教画・神話画に始まり、17-18世紀のバロック美術・ロココ様式の絵画、19世紀のフランス革命期の印象派・ポスト印象派まで、西洋絵画の歴史を辿っていくことになる。

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個人的な好みでピックアップすると、以下のようになるだろうか:

クラーナハ《パリスの審判》、ティツィアーノ《ヴィーナスとアドニス》、ルーベンス《聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ》、ベラスケスと工房《オリバーレス伯侯爵ガスパール・デ・グスマン》、カラヴァッジョ《音楽家たち》、ライスダール穀物畑》、フェルメール《信仰の寓意》、レンブラント《フローラ》、ヴィレール《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ》、ターナーヴェネツィアサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む》、クールベ《漁船》、コロー《遠くに塔のある川の風景》、ルノワールヒナギクを持つ少女》、ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》、ゴッホ《花咲く果樹園》、セザンヌ《リンゴと洋ナシのある静物》、シスレーヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋》、モネ《睡蓮》…。

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フェルメール《信仰の寓意》

記憶を定着させるためにも、図録を購入、解説を読みながら見返している。

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東京ミッドタウンの開店は 11時。少し早く着いたので、フジフィルムスクエアの「麻布未来写真館」のパネル展示を眺める。「麻布未来写真館」は再開発が進む麻布のうつり変わりを写真で残していく港区の事業とのこと。中高と多感な時期を元麻布にある動物園のような男子校で過ごしたので、思わずパネル展に立ち寄ってしまった。残念ながら学校の写真は展示されていなかったが、懐かしい地名の場所の今昔写真がちらほら。

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ランチをとった HARBS はお洒落な雰囲気のカフェ。いい意味でコメダ珈琲店のような名古屋の喫茶店文化を残しているお店だと思う。ミルクレープのファンでリピーターになっています。

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