何年ぶりだろう?久しぶりにライブ演奏を聴く機会を得た。と言っても、市民講座の一環で開催されたミニコンサートだが。場所はサンピアンかわさきのホール。東京交響楽団のメンバーによる弦楽のアンサンブル。
フルオーケストラで聴くよりも、弦楽器それぞれの旋律を聴き分けることができる。通常は弦楽四重奏で、1st、2nd ヴァイオリンとヴィオラ、チェロという構成が多いと思うが、今回のプログラムで特徴的だったのはコントラバスを加えていることだった。しかも主旋律を低音で支えるだけでなく、ロッシーニによる「チェロとコントラバスのための二重奏曲」が組まれ、主旋律を奏でるコントラバスの音と奏者のテクニックを間近に楽しむことができた。
市民講座で弦楽器の特徴がわかり易いプログラムが組まれていたと思う。アシスタント・コンサートマスターの田尻順さんの解説付き。
- モーツアルト:ディヴェルティメント ヘ長調 K.138 より 第一楽章
- バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 より アダージョ
- ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 より 第一楽章
- ベートーヴェン:弦楽三重奏のためのセレナーデ より バリエーション、フィナーレ
- ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番 より 第一楽章
- ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 より 第四楽章
- ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第2番
市民講座に来てくれた奏者は下記の通り:
- 田尻 順(東京交響楽団アシスタント・コンサートマスター)
- 竹田 詩織(東京交響楽団 第2ヴァイオリン奏者)
- 青木 篤子(東京交響楽団 首席ヴィオラ奏者)
- 福崎 茉莉子(東京交響楽団 チェロ奏者)
- 北村 一平(東京交響楽団 コントラバス フォアシュピーラー奏者)
帰りは横浜そごうまで足を延ばす。還暦となる誕生日に向けて、何かよい服はないか見て回る。にき亭にて食事。

