Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

リニューアル記念第2弾「日本美術の裏の裏」展(サントリー美術館)

サントリー美術館リニュアル記念第2弾の展覧会は「日本美術の裏の裏」展。サントリー美術館が「生活の中の美」をコンセプトに掲げる中、日本ならではの美の楽しみ方、目に見えていない「裏」に、隠されている「裏」の魅力を紹介する展覧会なのだそうだ。展覧会場は襖を配したり、影で字を構成したり、なかなか凝った作りになっている。そして写真撮影が可能となっている。

f:id:muranaga:20201017102458j:plainf:id:muranaga:20201017105245j:plain

f:id:muranaga:20201017102757j:plainf:id:muranaga:20201017103032j:plain
円山応挙《青楓瀑布図》

「小をめでる」章では、ミニチュアサイズの雛道具の精巧さに目を奪われる。

f:id:muranaga:20201017103526j:plainf:id:muranaga:20201017103557j:plain
ミニチュアサイズの雛道具

f:id:muranaga:20201017103614j:plain
雛壇用のミニ屏風

野々村仁清の《色絵鶴香合》は、さまざまな角度から見ると、その方向によって印象が変わる例である。

f:id:muranaga:20201017105105j:plainf:id:muranaga:20201017105115j:plain
野々村仁清《色絵鶴香合》

「風景にはいる」章では、風景の中に描かれた小さな人物、「点景人物」に注目して、その気持ちになって絵を眺める鑑賞の仕方を紹介している。広重の東海道五十三次は、そのよい題材である。

f:id:muranaga:20201017110831j:plainf:id:muranaga:20201017110809j:plain

f:id:muranaga:20201017110751j:plain

この展覧会「日本美術の裏の裏」自体の裏側、については、美術館のサイトの動画で詳しく知ることができる。出かける前の予習にぜひ。ミニチュアの雛道具を展示するのに18時間。展示品を並べ終わって、照明の調整をするのに2日間。展覧会を運営する裏事情がわかります。

www.suntory.co.jp


【展覧会の裏側】サントリー美術館 リニューアル・オープン記念展Ⅱ「日本美術の裏の裏」 5分20秒


【展覧会の裏の裏側~担当学芸員による裏話】サントリー美術館 リニューアル・オープン記念展Ⅱ「日本美術の裏の裏」 6分8秒

サントリー美術館をあとにして、フジフイルム・スクエアに立ち寄る。音楽家をとり続けた木之下晃による、モノクロームの写真が飾られている。クラシック音楽を聴いていた頃が懐かしくなる写真である。

f:id:muranaga:20201017150212j:plainf:id:muranaga:20201017150342j:plain
木之下晃世界の音楽家」

fujifilmsquare.jp fujifilmsquare.jp

新型レヴォーグが正式発表された

2020年10月15日、新型レヴォーグが正式発表された。既に8月20日から先行予約されているし、さまざまな情報が公開されているので、特に目新しいことはなかったが、先行予約で既に 8,290台、受注しているらしい。先進のアイサイト X 搭載の EX が 93% を占めるとのこと。グレード別では、最上級グレードのSTI Sport EXが54%とトップ。次いでGT-H EXの31%、GT EXの8%となっている。

www.subaru.jp www.subaru.jp


LEVORG:TVCM「LEVORG もっと気持ちいいセカイヘ」篇 30秒


NEW LEVORG オンライン発表会 ~すべての移動を感動に変えるクルマ~


【新型レヴォーグ】まとめて解説「総集編」

早速、ディーラーの営業さんから、カタログが送られてきた。

f:id:muranaga:20201017144814j:plain
新型レヴォーグのカタログ

また新型レヴォーグを紹介するムック本も何冊か出版されている。開発者やデザイナーたちの苦労が、インタビューを通してわかる内容になっている。僕にとって、レヴォーグの比較対象はボルボ V60アウディ A4 といったところになるが、世間一般ではゴルフ・ヴァリアントあたりになるらしい。また新旧レヴォーグの比較記事も楽しい。

f:id:muranaga:20201017144909j:plain

muranaga.hatenablog.com muranaga.hatenablog.com muranaga.hatenablog.com

コロナ禍の中の野球観戦:菅野投手が通算100勝、開幕戦から13連勝(新記録)を飾る

久しぶりに野球観戦はジャイアンツ対 DeNA ベイスターズ菅野智之投手が制球に苦しみつつも、7回を投げ、開幕戦から13連勝で通算100勝を飾った。開幕戦から13連勝はプロ野球新記録らしい。「確か田中将大投手が24勝0敗だったはずだけど…」どうやら田中投手はその年、開幕投手ではなかったらしい。

f:id:muranaga:20201006175955j:plainf:id:muranaga:20201006181757j:plain
f:id:muranaga:20201006210952j:plainf:id:muranaga:20201006211434j:plain

www.nikkansports.com

コロナ禍の中の野球観戦は、入り口で検温、チケットには副券がついていて、連絡先と座席を記入して提出する。また実際の座席に QRコードのシールが貼られていて、そこからサイトにアクセスして、情報を入力することもできる。チケットは少なくとも 14日間保管しておくことが求められる。

座席は2人づつ隣り合わせの組となり、組同士の間は 2席以上開けられていると同時に、前後の座席が重ならないようになっている。今回の来場者数は 17,000人だったが、人数が少ないので、入退場で行列することもないし、何より空間に余裕があるのが気持ちいい。隣の座席に荷物を置くこともできる。

アルコール持ち込み禁止、場内でのアルコール販売もない。マスクをしたまま応援。大きな声を出さずに、拍手で応援する。メガホン禁止。立ち上がらない。「あぁ、昔、メジャーリーグを観戦した時がこんな静かな感じだった…」と、25年前のピッツバーグ在住の時を思い出しつつ(Three Rivers スタジアムに、メジャー入りしたばかりの野茂投手を観に行った)、こういう落ち着いた雰囲気の観戦の方が、自分には合っている(もの足りないと思う人の方がマジョリティーだと思うけれども)。

www.tokyo-dome.co.jp

西方寺の彼岸花が見ごろを迎えている

横浜にある西方寺彼岸花(曼殊沙華)が見ごろを迎えている。雨の日の彼岸花もいいものだ。赤、黄色、白に加えて、ピンクの彼岸花もある。

f:id:muranaga:20200926144627j:plain

f:id:muranaga:20200926144736j:plainf:id:muranaga:20200926144748j:plain

f:id:muranaga:20200926144558j:plain

f:id:muranaga:20200926144428j:plain

f:id:muranaga:20200926144439j:plain

f:id:muranaga:20200926144358j:plain

西方寺は、茅葺き屋根の山門と本堂に趣きを感じる花の寺である。

f:id:muranaga:20200926144212j:plain

f:id:muranaga:20200926144343j:plain

saihouji-yokohama.com

muranaga.hatenablog.com

竹内栖鳳を巡る小さな旅:大倉集古館から山種美術館へ

雨の土曜日。NHK日曜美術館アートシーン」で紹介されていた大倉集古館の「近代日本画の華」展に行く。東京ミッドタウンでランチ。その後、思い立って山種美術館「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」展まで足を伸ばす。雨の中の都心ドライブは、図らずも竹内栖鳳の作品を巡る小さな旅となった。

泉ガーデンに車を置いて、大倉集古館まで歩く。斜面をうまく庭園化した泉ガーデンは好きな場所の一つである。あいにくの雨だが、屋外エスカレーターに乗るのが、ちょっと未来的で気持ちいい。

f:id:muranaga:20200926102042j:plainf:id:muranaga:20200926102707j:plain

f:id:muranaga:20200926102439j:plain

スウェーデン大使館、スペイン大使館の横を通って、ホテルオークラの敷地内にある大倉集古館に向かう。

f:id:muranaga:20200926103355j:plainf:id:muranaga:20200926105028j:plain
大倉集古館

1930年にローマで開催された「日本美術展覧会」は旧大倉財閥の2代目、大倉喜七郎が全面的に支援したが、今回そこに出品された作品を中心に、大倉文化財団が所蔵する日本画が 25点、展示されている。横山大観、橋本雅邦、菱田春草川合玉堂伊東深水鏑木清方竹内栖鳳といった大家の作品が並ぶ。中でも竹内栖鳳が闘鶏を写実的に描いた《蹴合》が印象に残った。

f:id:muranaga:20200926181945j:plain
竹内栖鳳《蹴合》(大正15年、1926年)

東京ミッドタウンHARBS でランチ。雨のせいか、人通りは少なめで、HARBS も空いていた。ここに来るといつも、パスタとミルクレープのセットを頼んでしまう。

f:id:muranaga:20200926115800j:plainf:id:muranaga:20200926121809j:plain
東京ミッドタウン HARBS のランチ

ランチ中に調べてみると、山種美術館にて「竹内栖鳳とアニマルパラダイス」展をやっていて、事前予約も必要なさそうなので、そのまま足を伸ばすことにする。

f:id:muranaga:20200926134415j:plainf:id:muranaga:20200926130655j:plain
山種美術館

近代京都画壇を牽引した竹内栖鳳の動物画 17点を中心に、その子弟たちの絵を展示している。中でも《班猫》は、その柔らかな毛並み、モフモフ感が緻密に表現されている。竹内栖鳳の代表作でもあり、重要文化財となっている作品である。

f:id:muranaga:20200926182030j:plain
竹内栖鳳《班猫》(大正13年1924年

竹内栖鳳については『別冊太陽 竹内栖鳳』がよい入門書になる。この本によると、沼津で見つけた猫を、自身の絵1枚と交換に譲り受け、それを京都の画質で遊ばせ、撮影・写生を繰り返して完成させたのが《班猫》だという。

別冊太陽211 竹内栖鳳 (別冊太陽 日本のこころ 211)

別冊太陽211 竹内栖鳳 (別冊太陽 日本のこころ 211)

  • 発売日: 2013/09/02
  • メディア: ムック

ドライブの締めくくりは、地元の西方寺で見ごろを迎えた彼岸花。雨の彼岸花もなかなかよかった。

muranaga.hatenablog.com

「筋トレウォーキング」(インターバル速足)にランを取り入れる

だいぶ涼しくなり、朝のウォーキングも気持ちいい。「筋トレウォーキング」ということで、インターバル速足というウォーキングを行っている。3分速足、3分ゆっくりを繰り返す。少し負荷を上げるべく、速足のパートを長くしたり、ゆっくり歩きの時間を短くしたり、いろいろトライしてみて、今は3分速足、2分ゆっくりというセットに落ち着いている。1セット 5分なので数えやすいのだ。3km だと 27分前後、1km あたり 9分前後というペースになる。実はずっと速足で歩き通しても、この 3km 27分と言う時間はあまり変わらないことがわかってきた。

こうやって計測し始めると、時間を短くしたくなるのが性というものだろうか。昔、足を痛めた経験からランニングするのはやめて、ずっとウォーキングにこだわってきたのだが、ほんのちょっとだけランを取り入れることにした。ランといっても軽いジョグ程度のものだが、「速足 2分、ラン 1分、ゆっくり歩き 2分」の 5分 1セットである。ランのところで時間短縮が図れて、3km 26分と 1分縮めることができた。

足を痛めないか様子を見ながら、しばらくこのセットで続けてみようと思う。

f:id:muranaga:20200923124545p:plainf:id:muranaga:20200902063215j:plain

9月のウォーキング時に撮った写真をいくつか載せておく。

f:id:muranaga:20200904061220j:plain

f:id:muranaga:20200908181613j:plain

muranaga.hatenablog.com muranaga.hatenablog.com

ついにここまで…。テレビの影響は大きい

元来、サプリメントの類いとは無縁の生活を送っている。その自分がまさか、というか、ついに、というか、とうとうプロテインにまで手を出してしまった。我ながら想定外のできごとである。いったい僕は何をめざしているんだろう?

明治 ザバス(SAVAS) プロテインシェイカー (500ml) 黒(ブラック) 1個

明治 ザバス(SAVAS) プロテインシェイカー (500ml) 黒(ブラック) 1個

  • 発売日: 2016/06/08
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

ここまでの道程は、まず「みんなで筋肉体操」である。

muranaga.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com

次に、在宅勤務になってからの「ウォーキング」。

muranaga.hatenablog.com

そして「メディシンボール」を使い始める。

muranaga-golf.hatenablog.com

つい最近は、友人の勧めで「腹筋ローラー」に挑戦する。

muranaga.hatenablog.com

そしてとうとう「プロテイン」にまで手を出すことに。数あるプロテインの中、なぜ SAVAS かというと、テレビ番組「がっちりマンデー」で紹介されていたからである。

gacchiri.tv

そういえば「みんなで筋肉体操」もテレビの影響だ。自分が「テレビっ子」であることを改めて痛感する。

そもそもは「余分な脂肪を落としたい」「ゴルフの飛距離を伸ばしたい」というところから、筋肉体操を始めた。在宅勤務の運動不足解消で、図らずも有酸素運動であるウォーキングを始めてしまった。そうしたら何と本当にゴルフの飛距離が伸びてしまった。

こうなると「さらに飛ばしたい」「内臓脂肪を落としたい」と欲が出てくる。その結果がプロテインということになる。はてさて、いつまで続くことやら…。