Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

Food/Drink

両親の懐かしい話に花が咲いた休日

はるばる九州(宮崎県小林市)から従姉妹夫妻が、老父母を訪ねて来てくれた。休みを取ることができたので、車を出す。 朝6時半頃に横浜の自宅を出発、関越・三芳PA のコンビニでおにぎりを買って朝食。しかしここでスターバックスの看板が目に止まってしま…

仏教芸術の宝庫である大伽藍と、忘れられた画聖・明兆の魅力をあますところなく伝える「特別展 東福寺」(東京国立博物館)

週末はあいにくの雨だが、花見の人出も落ち着いたと思われる上野へ、博物館・美術館巡りに出かける。 まずは東京国立博物館、トーハクの「特別展 東福寺」へ。正直、東福寺が凄い仏教美術の宝庫だとは知らなかったのだが、BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」…

初 Shake Shack からの野球観戦

久しぶりの東京ドーム。試合開始の1時間以上前に到着した。いつもなら野球を観戦しながら弁当を食べるのだが、TV「マツコの知らない世界」でハンバーガー特集とやっていたこともあって、観戦の前に人生初の Shake Shack と相成った。シャックバーガー(シン…

「ブルターニュの光と風」展を訪れ、ポン=タヴァン派・ナビ派の歴史を学ぶ(SOMPO美術館)

フランスの北西部に位置するブルターニュ。ワイン好きな人にはお馴染みのブルゴーニュと間違いそうだが、そうではなく、ブルターニュ。フランス語だとブリテンを意味する。ブルターニュは古のケルト文化を残す地方で、画家たちのインスピレーションを掻き立…

WBC 逆転サヨナラの熱狂、散歩がてらのお花見、家族揃ってのディナー

WBC(World Baseball Classic)準決勝 日本対メキシコ戦のじりじりした展開からの逆転サヨナラ勝ちには熱狂した。 www.wbc2023.jp 午後は散歩がてらお花見。ソメイヨシノはまだ3分咲きといったところだが、それより1週間ほど早く咲くジンダイアケボノは満…

サントリー美術館の年間会員を更新

サントリー美術館の年間会員を更新し、ついでに展示替えされた「没後190年 木米」展を再訪した。 muranaga.hatenablog.com サントリー美術館のメンバーズクラブは、年会費 6,000円で、本人+同伴者1名 が何度でも入館できる。展示替えの前後で複数回、同じ展…

豊かな音色を自在に奏でる藤田真央。チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番と2番を堪能した(横浜みなとみらいホール)

相変わらず、藤田真央君の追っかけを続けている。彼の奏でる美しい音色は魅力的だし、オリジナルの解釈で聴いたことのない演奏は、いつも期待を超えてくる。今回はチャイコフスキーのピアノ協奏曲の 1番と 2番が聴ける豪華なプログラム、《熱狂のチャイコフ…

「没後190年 木米」展で江戸時代後期の文人の活躍を知る(サントリー美術館)

江戸時代後期に京都で活躍した陶工であり画家でもある文人、木米の展覧会「没後190年 木米」を見に、サントリー美術館へ出かける。 正直、木米についてはほぼ初めて聞く名前である。本名、青木八十八。そこから木米を名乗ったという。Webサイトから展覧会の…

少し大きめのリアル書店は、やっぱり大事である

田町に飲みに行く前に、駅の近くにある書店に寄った。芝浦口の高層ビルの4階にあるくまざわ書店。 ちょっと高価な技術書の中身を、購入する前に確認しておきたかったのだ。最近、ChatGPT なる自然言語処理 AI の能力の高さに驚いていて、その仕組みを学ぼう…

湘南をドライブして美術館カフェへ:「湘南を描く 入江観展」(茅ケ崎市美術館)

ふと思い立って、湘南をドライブ。茅ヶ崎市美術館のカフェ「ルシュマン」にランチを食べに行く。NHK「アートシーン」で茅ヶ崎市美術館の「湘南を描く 入江観展」が紹介され、数ヶ月前にこのカフェで食べた個性的なランチプレートを、もう一度食べたくなった…

「小林研一郎×藤田真央 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団」:こんな「皇帝」は聞いたことがない(鎌倉芸術館)

2023年も藤田真央君の追っかけをやっている。今日は鎌倉芸術館にて「小林研一郎×藤田真央 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団」のコンサートである。 kanagawa-geikyo.com 曲目: ベートーヴェン:「エグモント」序曲 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5…

2023年初のコンサートは神奈川フィル首席奏者たちによるダブルコンチェルト(横浜みなとみらいホール)

新年初のコンサートは「華麗なるコンチェルト・シリーズ」3公演セットの第1回、新装なった横浜みなとみらいホールにて、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちによるダブルコンチェルトである。 kanagawa-geikyo.com 石田泰尚(コンサートマスター)…

2023年初の美術館巡りは、サントリー美術館から山種美術館へ。国宝の障壁画・日本の風景画を楽しむ

大晦日・元旦は老親と過ごし、2日、3日は箱根駅伝を見ながらの寝正月。体重もだいぶ増えたので、4日から活動を開始する。 2023年初の美術館巡りは、サントリー美術館「京都・智積院の名宝」展から、山種美術館「日本の風景を描く」展へ。 「京都智積院の名宝…

年末年始の道路事情

年末年始の道路交通情報についての備忘メモ。 12月29日 まずは 12月29日の東名高速。 帰省渋滞を避けるべく、朝 4:30 に横浜の自宅を出て、富士裾野にあるゴルフ場へ向かうも、駒門PA に 5:30 に着いてしまった。食堂の営業開始まで 30分ある。少し早過ぎた…

ふるさと納税:オンラインでワンストップ特例制度の申請をした

ふるさと納税初心者である。 今年は既にゴルフクラブのリシャフトを行っているが、友人がゴルフボールを返礼品で貰ったことを SNS に投稿しており、「いいアイディアだ」と触発された。普段買わない高価なボールを申し込もう。 muranaga-golf.hatenablog.com…

ところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムで、ゴッホと本の世界に入り込む

早朝、ゴルフ場に忘れ物を取りに行った帰りに、ところざわサクラタウンまで足を伸ばし、角川武蔵野ミュージアムを訪ねる。関越自動車道の所沢インターから 10分、あるいは JR武蔵野線東所沢駅から徒歩 10分のところにある。 寒い。ミュージアムの開館は朝10…

国宝である長谷川等伯一派の障壁画が何枚も!「京都・智積院の名宝」展(サントリー美術館)

今年は静嘉堂文庫美術館、トーハクと国宝を見る機会が多かった。最後を飾るのは京都・智積院の門外不出の国宝、長谷川等伯一派の障壁画である。サントリー美術館にて、5点もの大きな絵が展示されていて、迫力満点である。 寺外では初の試みとして「楓図」「…

すべてが国宝という展示に圧倒される特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

週末の金曜日、少し早めに仕事を終えて、トーハク創立150周年記念の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」へ足を運ぶ。入手できたチケットの入場時間は 16:30-17:30。東京文化会館で早めの夕食を済ませて、17時過ぎに会場に入る。指定時刻より 30分ほど入場…

新幹線の長いホームを行ったり来たり

秋のゴルフ旅、予定より早く東京駅に着いてしまったので、新幹線の長いホームを行ったり来たりしてしまった。何か楽しい。 朝からお肉。 muranaga-golf.hatenablog.com muranaga-golf.hatenablog.com

友人の写真展、久しぶりのすみだ北斎美術館

両国・国技館の前のギャラリーで開かれている友人の写真展に立ち寄る。『バリの息吹』という写真集で、ガムランの舞踊をはじめ、ヒンドゥー教の冠婚葬祭など、信仰と結びついたバリの人々の生活を紹介するほど、バリ島の王族との交流が深い方であるが、今回…

「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」展と、美術館カフェの個性的なランチを楽しむ(茅ヶ崎市美術館)

「台風直撃。明日のゴルフは中止だなぁ…」とちょっとブルーになりがちな気分を盛り上げるべく、サザンオールスターズを聴きながら、湘南方面に向けてハンドルを握る。めざすは、茅ヶ崎市美術館で開催されている「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」と言う…

仏教美術、中国美術、日本美術、工芸…。さまざまな作品を楽しむ「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」展(サントリー美術館)

3連休の最終日。史上最大級の台風が九州に上陸、首都圏は晴れたかと思うと、時折激しい雨に見舞われる。そんな中、サントリー美術館の「美をつくし ー 大阪市立美術館コレクション」展に出かける。 「美をつくし」は難波津の航路標識である「澪標(みおつく…

新宿高層ビルにてランチ、そして久しぶりに都庁の展望室へ

SOMPO美術館を訪れる時に、今までは損保ジャパン本社ビルの駐車場に止めていたのだが、最近はお隣の新宿野村ビルの駐車場に車を止めるようになった。50階にあるホテルオークラのレストラン「デューク」で、高層からの眺望を楽しみながらランチするのが、ちょ…

上野の美術館巡り:東京都美術館「芸術 x 力 ボストン美術館展」から、東京藝術大学大学美術館「日本美術をひも解く」へ

上野の美術館巡り。まずは東京都美術館「芸術 x 力 ボストン美術館展」へ。 www.ntv.co.jp 古今東西の権力者たちが、その力を誇示・維持するために芸術の力を利用してきたということで、その肖像画であったり美しい工芸品であったりが、ボストン美術館のコレ…

美しい天空の写真に心が洗われる「KAGAYA 星空の世界」展(そごう美術館)

夏休み初日は、ぐるっとパス、東京駅周辺美術館共通券を活用しての展覧会巡り。そごう美術館と出光美術館を訪ねる。 まずは横浜・そごう美術館で開催されている「KAGAYA 星空の世界」展。美しい天空の写真に心が洗われる。 日本全国、そして全世界を巡って、…

美しい花の写真・映像に元気づけられ(東京都庭園美術館)、水を描いた日本画を見て涼む(山種美術館)

連休の最終日は美術館巡り。 東京都庭園美術館で開催の「蜷川実花 瞬く光の庭」展では、美しい花の写真と映像に元気づけられる。 www.teien-art-museum.ne.jp 山種美術館「水のかたち」展では、水をテーマにした日本画で涼む。千住博の滝をはじめ、さまざま…

サントリー美術館、泉屋博古館東京と巡る中、指揮者の鈴木優人さんと偶然すれ違った

連日の気温 35度超の天気予報を見て、ゴルフに行くのを諦め、涼しい美術館巡りをする。 まずはサントリー美術館「歌枕 あなたの知らない心の風景」展へ。 www.youtube.com 「吉野」と言えば桜。「龍田」と言えば楓。和歌の世界では、土地が特定のイメージと…

『国立西洋美術館 名画の見かた』を読むことで、より楽しめる「自然と人のダイアローグ」展と常設展(西洋美術館)

国立西洋美術館のリニューアルオープン記念展覧会「自然と人のダイアローグ」を見に行く。ドイツのフォルクヴァング美術館の協力を得て、西洋美術館(西美)の松方コレクションをはじめとする多くの所蔵作品を楽しむことができる。一部の作品を除いて、作品…

「最後の印象派」と称される二人の画家「シダネルとマルタン展」(SOMPO美術館)

「最後の印象派」と称されるフランスの画家、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタン。この二人に焦点を当てた「シダネルとマルタン展」を観に、SOMPO美術館に足を運ぶ。 www.sompo-museum.org 名前を聞いたことはあるが、その絵をあまり見る機会がない二人…

ドライブ気分で「リアル(写実)のゆくえ」「けずる絵、ひっかく絵」展、そしてランチ(平塚市美術館)

湘南へのドライブも兼ねて、平塚市美術館の「リアル(写実)のゆくえ」展を観に行く。NHK の「日曜美術館 アートシーン」で紹介されていて、面白そうと感じたから。買ったばかりの新しい靴でのお出かけは、ちょっと心が弾む。 入り口では鉄製のイグアナが出…